おじいさん社員のホステス要員

私は女性ですが、20代~30代にかけて、セクハラが横行する企業に勤めており、その際は兵庫県の弁護士に相談することを本気で考えたこともありました。古い体質の企業で、かつてのエリートが今はシニアの嘱託として勤務継続していて、
当時の権威を背負ったまま会社に居続けるので、彼らの時代の常識こそ
今の常識という扱われ方をしていました。

ですので、セクハラといっても当時はそれが当然だった、という感じで、
悪意があっていやらしい事をしているつもりが全くないのです。
むしろ本人たちは部下との交流だと思っているふしがあり、
「〇〇さん、今はそういう事をしてはいけませんよ」と言っても
彼らには全く通じず、周囲の社員も彼らにそれ以上強く言えずという感じでした。

仕事中に突然肩を揉まれたり、頭をポンポンとされるのは序の口、
結婚しろ子供を産めというお説教も毎日でした。
最悪なのは職場での公式な飲み会の時、女性社員は彼らと
チークダンスを踊らなくてはならなかったことです。
踊りそのものは、執拗に体を撫でまわされるようなこともなく、
マナーはわきまえていたのでしょうが、女性だからという理由で、
何が悲しくておじいさんと体を密着させてチークダンスを踊らなくてはいけないのかと
当時は本当に悔しかったです。