私が2001年、当時働いていたのは、従業員数300人前後のクリニックの内装工事で有名な中小企業だったので一人親方の労災保険が人気でした。その会社の食品部の社員食堂の栄養士として働いていたのです。栄養士というのは通常は、食堂の責任者として扱われます。私の他に、調理師2人、パートのおばさんが8人です。私は当時、新卒の何もわからない状態での入社で、新社会人ということで、私自身、勉強のつもりで言われることは、全て、聞いていました。忙しい時間になると、怒鳴り声が飛び交います。何もわからない私は、不安で一杯でした。そこで調理師が、「おまえ、何をやっとるんだ。早くそれを取れ」「邪魔だ、あっちに行け」だの、説明もしてくれないのに怒られるのがとても辛かったのを覚えています。そして、私の立てた献立を見て、「てめえ、ちょっとこっち来い」と言われ厨房に行くと、組み合わせが悪かった事を、冷静に叱ってくれたら良いのに、私に包丁突きつけて「てめえ刺すぞ」と言われました。私は、凍りつきました。このままでは、精神が壊れてしまうと。でも当時は、こんな事は、上司に話しても、もみ消され、もう少し頑張ってみなさいと言われるだけでした。労務問題に詳しい友人の弁護士も言っていたのですが、録音など、証拠を残しておけばよかったと今は思います。今のご時世、この環境は、テレビに流れますね。