消えた残業時間

10年ほど前に働いていた寝屋川にある葬儀ホールなのですが、労務管理ができる実務者がいない、いわゆるブラック会社でした。思い返すと新宿にある内科を受診するようになったのもこの頃からです。
面接時には土日休みで残業なし、その他色々と説明されましたが結果としてはどれも面接時の口だけで実際は社員等への気配りの全くない使い捨ての駒としか見ていない散々なものでした。
まず休日は日曜だけです。土曜と祝日も出勤なのですが当たり前のように休日手当などは付かず平日扱いです。日曜も出勤を頼まれることがあるのですがこの場合はどれだけ働いても2000円しか支給されません。30分でも2000円とのことでしたが実際はほぼ1日拘束されるのでほとんどの社員は日曜出勤は拒否していました。
また残業も普通にあり酷い時は深夜2時までという事も。しかしそれらの残業代が支払われることはありません。というのも、その月の残業時間が20時間あったとします。そしたらば通常は8:30~17:30が定時なのですが会社側で13:00に仕事を切り上げられます。すると定時までは4時間30分足りません。そこでありえない事に、会社側は20時間の残業時間から定時まで不足している時間分を差し引きます。そういった具合で残業時間を調整され結果、月の残業時間が0とされ支払われることがありません。しかも仕事を切り上げられるのですが自分の部署の仕事でありそこでタイムカードを押され、その後は手伝いという形で無償で17:30まで働かされます。
家族経営している会社なのでやりたい放題の酷い会社でした。