現職の会社は東証一部上場企業ですが、全く労務管理も実務状況も管理をしていません。
業種は経営コンサルタントです。
仕事柄、月の半数以上が国内出張ですが、出張の交通費が個人の成績(売上)からダイレクトに引かれていくという仕組みでした。例えば、ある人の月の売上が25万で、往復飛行機代5万円がかかったら、売上が20万として成績に反映されていきます。そのような仕組みから、先輩の仕事に同行する際には、先輩の数字を減らしてはいけないという暗黙の圧力で、価格の安い朝6時台の飛行機や、深夜に帰宅する格安航空券での移動を余儀なくされました。
もちろん、出張の場合は移動時間も仕事をしているものとカウントされるのが法律だと思いますが、そのような常識ある管理はなされず、どんなに非常識な時間の移動をさせられても時間外労働扱いにはされませんでした。
もちろん、経費をおさえるため、どんなに無理のある日程だろうと、日帰り出張です。
朝4時に家を出て、九州に出張し、帰宅は24時ということもザラにありました。
タイムカードなど存在せず、システム上での残業申請の仕組みはありましたが、申請の仕方を知っている人はいませんでした。
このような実態がありながら、人事・労務のコンサルも行っている会社でしたから、冗談も程々にして欲しいと思います。