私が20代に勤務していた小売業での実体験です。24時間営業のコンビニエンスストアでオーナーのご家族と雇われ店長、アルバイトという構成で営業していました。
オーナーと身内の方は通常の8時間勤務でしたが、雇われ店長と一部のアルバイト店員は1日12時間勤務で週休1日を割り振られていました。私も割り振られていた1人です。
始めの頃は企業労務について全く無知なオーナーを含む経営者陣に対し理不尽を感じていましたが、徐々に疲労が蓄積され早く帰宅できるなら12時間労働をこなしてもいい、早く寝たいと思うようになりました。休めていないので、怒りやすく常に体調不良が伴い本来なら経営者陣に対しぶつけるべき不満もぶつける宛てがないと感じるようになり自分の中に溜め込むようになりました。
結論から言いますと、体調不良で退社しました。当たり前ですが、アルバイトなので退職金はなく雇用保険も加入させないような経営者だったので生活は一時的に苦しくなりましたが退社して良かったと感じます。長時間労働は思考を奪います。正常な判断はつかなくなります。
退職の時私の体調ではなく来月からシフトがまわらない、身内は誰もこれ以上勤務時間を増やしたくないと揉めてる、それだけを繰り替えし訴えていたオーナー姿を見てブラック企業の経営者の人に対する扱いの酷さを目の当たりにしました。